北浦和元町の小児科・アレルギー科

【白尾院長トークショー登壇】インクルーシブフェスタ(2024.9.28)

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小児のアレルギー専門医から伝えられること

9月28日にさいたま新都心のけやき広場にて、しろくま先生こと白尾謙一郎院長がトークショーに登壇されました。当日は多くの親子、参加の皆さんの笑顔で包まれた温かい雰囲気のイベント参加で、ほっこり楽しい一日となりました。

いつもクリニックで離乳食セミナーを開催している仲間と、ブース出展も♪ 88名の方にお立ち寄りいただきました。

インクルーシブ社会の作り方について(インクルーシブフェスタトークショーより一部ご紹介)

今回はフリーアナウンサー町亞聖さん(右)の進行で、主催のNPO法人リマインド代表理事 河合麻美さん(左から2番目)、しろくまサンの小児科アレルギー科 理事長 白尾謙一郎先生(左)、さいたま赤十字病院 医療社会事業部長 整形外科 石井研史先生(右から2番目)のトークセッションに密着!

Q食物アレルギーのお子さんも増えている中、目の前の子ども達をどう診ていますか?

しろくま先生●自分達が診ている中で、子ども達だけでなく、子ども達の暮らしや取り巻く環境は凄く大事です。ご自宅でどう過ごされれているかはもちろん、保育園、幼稚園、小学校、中学校、高校と大きく社会が広がっていく中で、どう適合していくか?周りがどう受け止めていくかがものすごい大事です。食物アレルギーで小さなお子さんにでてくるのは、卵・小麦・牛乳・大豆、この四つが多いのですが、それ以外の全ての食材がアレルギーの原因になりうるんです。この26年診てきた中で、もの凄く稀なこの子しかいなかったというアレルギーもあります。そういった子達を全て受け入れる社会を本当に作ることができるのか?自分がどう課題解決していくことができるのか、子ども達のそれぞれの環境を含めて、パズルをはめていくように、一つ一つ形を作っていくことができればと考えています。

Q食物アレルギーを取り巻く環境で給食など、なかなか子どもと親御さんだけでは解決できないことも…子どもが自分から話せない状況も…大人のサポートは必要ですよね?

しろくま先生●子どもの「痛い」「しんどい」「苦しい」が言えない状況の中、親御さんや保育園の先生達、日常の中で接する大人達が気づくことができたら、ベストなのかも知れませんが、それはなかなか難しいことです。小児科医は、「喋れない」「言葉が上手く出ない」そんなお子さん達の状況も踏まえ、小児のアレルギー専門医としても、知識や経験を最大限に活かし、子ども達のアレルギーに立ち向かって診ていくことが、大切だと考えています。

Qお母さん達に伝えたいことは?

しろくま先生●小児科だからこそ、お父さんお母さんもひっくるめて、子どものアレルギーを診るだけでなく親御さん達とのコミュニケーションが大事だと心がけています。管理栄養士、看護師、事務スタッフ全員で信頼を得つつ支えていくことを心がけています。

最後に、どうしたら共に生きる社会(インクルーシブ)になる?というテーマに四人それぞれが

しろくま先生●一人一人を包むように同じ目線に診ていきたい

石井先生●患者さんと話しをする中で一緒に決めていく、そして若い頃からの教育も大事

河合さん●生活をしている中で、何かできることはないか?SOSのサインを見逃さないように

町さん●「みんな違っていいんだよ」と言える世の中になればと伝えていきたい

一部の抜粋ですが、とてもあたたかい雰囲気のトークショーでした。このイベントを通じて、地域と連携して医療と皆様の生活とどう関わって貢献していくか、自分の役割は何なのか?改めて考えるきっかけとなりました。自分の思いを伝えながら、その役割を果たしていけるよう私も頑張ります!しろくま先生をはじめイベントで繋がった皆さんに沢山刺激をいただきました〜〜♪

ブース出展では、骨と食事に興味を持ってくださった88名の方に、骨密度測定と骨について一緒に考えるアンケート調査を実施。合わせて食生活や運動の改善点について専門家よりご説明もさせていただきました!HPVワクチンキャッチアップ最後の相談や母子支援コスメのプレゼントなど、女性中心のヘルスケアとしろくま先生の活動報告など盛りだくさんの内容でした。一緒に活動くださったしろくまサンの管理栄養士の神澤さん、看護師の秋池さん、Hiro整体院の尾崎院長、CBCの鈴木さん(骨サプリのエキスパート、測定担当で奮闘くださいました)、ブースに立ち寄りくださったしろくま先生、皆さんと共に地域活動ができまして、貴重なブース出展となりました!

さいたま市の清水勇人市長、埼玉県議会議員の関根信明議員と足りていない病児保育の重要性などについて、意見交換させていただきました。

この記事を書いた人
しろくまサンの小児科アレルギー科 事務長